モデリングの基本概念
MoIでの典型的なオブジェクトモデリングは、まず、形状のさまざまな外形線を定義するいくつかの主な輪郭曲線を描くことから始めます。
ガイドとして使いたいスキャンしたビットマップがある場合、表示/イメージコマンドを使ってシーンに配置できます。
次に、構築パレットにあるコマンド(回転、押し出し、ロフト、スイープなど)を使って、サーフェスやソリッドを輪郭曲線から作成します。
基になるいくつかのピースを作成したら、ブーリアン演算を使って必要なだけ改良します。 ブーリアンを使えば、外形線でピースをカットしたり、さまざまなソリッドを結合/削除して大きなアセンブリにすることができます。
最後に、さまざまなピースが相互に交差する角ばった曲線を、フィレットを適用して丸くします。
ヘルプのチュートリアルセクションにあるサンプルビデオをご覧ください。
MoIで行うモデリング法は、ポリゴン/sub-dタイプのプログラムでオブジェクトを作成する方法とは大きく異なるのでご注意ください。 sub-dプログラムでは、(彫刻のように)オブジェクトサーフェスにある個々の点を操作することがしばしばありますが、 MoIのモデリングは、曲線で構成されたオブジェクトを作成するので、イラストを描くような感じです。 どちらの方法にも得意な分野と苦手な分野があります。 Sub-dは、小さな有機詳細が多数ある形状(人間の顔など)に適しています。 MoIのモデリング法は、その形状を定義する主な外形線を特定できる工業系やセミメカニカル系の形状には高速でより正確な処理が行えます。